水稲チャレンジ、失敗しました…
- 浅井 義樹
- 5月19日
- 読了時間: 2分
2023年12月に管理を委託頂いた3ha強の農地の中で、水捌けが悪く小麦には向かないと思われる農地:3区画、計3,300㎡について、活用方法を関係者の皆様に相談してきました。水源の池にも近いので、水稲をやってはどうかというアドバイスを多数いただき、チャレンジすることにしました(お米の売価が本格的に上がる前に方針決断しています)。
本年3月から獣害対策のフェンスを設置、壊れた用水路をモルタルで修復した所までは順調だったのですが…
荒起こしの為にトラクターで進入した所、深みにはまって脱出不能に(耕起の前、圃場内に入っただけで)
師匠のトラクターとロープで結んで引っ張り上げてもらいました
該当箇所付近は作付や耕起の対象外に
畔塗りを他の農家さんに委託したが、シノダケの茎が畔に繁茂し土が硬いため、機械が跳ねて畔が殆ど塗れず
圃場内に水を入れた所、畦畔から大量の水漏れが発生
トラクターで畔際を踏み潰すことで水漏れは一旦止まる
圃場内に水が入ると、今度は崩れて低くなった畔から大量に越水
何とか水を入れて代かきをやってみるが硬盤が深く、トラクターのキャビンすぐ下まで土に沈む状況
上記により、該当区画での水稲チャレンジは失敗となりました。特に硬盤が深いことで田植機はもとより、コンバインを入れることが難しいため、収穫まで迎えるのは難しいという判断です。
とはいえ約2ヶ月の活動は決して無駄ではなく、今回の対応で該当区画での水がどう動いているかが分かりました。排水対策を追加すれば1区画については小麦が栽培出来そうです。一方で、残り2区画は排水&上の圃場からの止水が現段階では何ともならず、トラクターやユンボ(排水路を作る)を入れるのも危険(沼のように深い)であるため、現状ベースで活用方法を再検討するしかありません。
粘土質でもあるのでレンコンできないかな?と情報収集を始めてます!そして来期からは別の農地で水稲に本格的にチャレンジする予定です!
■ 獣害対策フェンスの設置

■用水路の補修

■ 荒起こしに圃場に入っただけで沼にハマる(師匠、救出ありがとうございます!)

■ 畦塗り(右側は畔ができているが、左側はシノダケのせいで硬く畔にならず)

■代かきチャレンジ(沼にハマったときと同じぐらいトラクターが沈み、水を圃場全体に張ると複数箇所から下の圃場や外へ越水…)

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